天沼寿子について


ギャルリ イグレグ八が岳は、故天沼寿子の山荘をリノベーションしたもの です。
天沼寿子(1943〜2012)は30代の10年間をニューヨークで暮らし、そ の後東京・自由が丘で伝説のカントリーアンティークショップ『デポー39』 を起ち上げ、ディレクターとして約20年活動した後、フリーとして、講演、執 筆、またイベントなどを行ってきました。

彼女の最後の著作となった『身ぎれいな終いじたく』(メディアファクトリ ー)は、がん治療しない生き方を綴った内容が注目を集めています。 いまではカントリー雑貨という言葉はすっかりおなじみになりましたが、これ は天沼が日本に持ち込み、定着させた言葉です。

カントリーアンティークとは、おもにこの100年以内のイギリスやアメリカの 田舎で使われてきた家具や生活雑貨のこと。ジャンクと呼ばれることもあります。

2012年10月、天沼の亡くなる二日前にNHKテレビで放映された『美の壺・カ ントリーアンティーク』は天沼が監修・出演しました。まさにカントリーアン ティークの第一人者でした。
日本では雑貨とは以前はマイナーな意味を含む生活必需品を意味していました が、彼女の登場で、おしゃれな生活小物、という意味に変わりました。

いま全 国にあふれる”雑貨屋さん”は彼女がルーツ、雑貨界のカリスマともなってい ました。

その彼女が1996年に建てた八ヶ岳の山荘は、小さいながらアーリーアメリカン のほんもの感にこだわっています。
エッセイにもしばしば書いているように、 多忙な生活の充電場所でした。
ときには撮影場所としても使われ、カントリー 雑貨を引き立てる場所となって います。ギャラリーに変身した山荘と庭で、彼女のこの土地への愛着を感じて いただければ幸いです。

                                      天沼寿子の著書



                                     












 

ギャルリ イグレグ八が岳
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